新旧米ファーストレディーの際立つ違い ファッションから社会活動まで
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■争うことも残っていない
ファーストレディーは国内最強の男性と結婚しているものの、正式で公的な役目がない、微妙な立ち位置だ。そのため、重視する課題を選び、法律ではなく発信力を駆使して変化をもたらすのが通常だ。
メラニア氏にとって、児童福祉キャンペーン「Be Best(最高になろう)」がそうだ。ただし、活動への貢献は散発的だった。
ジル氏の場合は三つの課題があり、全て深く個人的にかかわる重要性がある。
第1は、米軍兵士の家族への支援の拡充。陸軍州兵としてイラクに派遣された故ボー氏の母親として、この共同体を熟知している。
第2は、がん患者とがん研究への支援の推進。2015年にボー氏が脳腫瘍で亡くなったことで、このテーマはバイデン家の意識に焼き付いている。
第3は、ジル氏が生涯かけて取り組んでいる教育。夫の大統領選挙戦が白熱する中、生徒の答案の採点に追われていた彼女は、ホワイトハウス外で有給の仕事を持つ初のファーストレディーとなった。
「それが私の情熱」と米雑誌「ピープル(People)」とのインタビューで語っている。バイデン氏も同席していたが、彼女は「それが私の人生」と述べた。
もう一つ違いがある。
トランプ氏と3番目の妻メラニア氏との関係は、常にゴシップネタを提供してきた。
一方、バイデン夫妻はタブロイド紙泣かせだ。
「結婚も43年続くと、それほど争うことも本当に残っていません」とジル氏はピープル誌に語った。(c)AFP/ Sebastian SMITH