【2月9日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は9日、男子シングルス1回戦が行われ、17歳のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)はボティク・ファン・デ・ザンスフルプ(Botic Van de Zandschulp、オランダ)を6-1、6-4、6-4で下し2回戦に進出。同胞のラファエル・ナダル(Rafael Nadal)からは、アルカラスは未来の王者だとの声も聞こえている。

 昨年の男子ツアーデビューから話題になっているアルカラスは、前週のグレートオーシャンロード・オープン(Great Ocean Road Open 2021)ではトップシードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を破り、戦績に磨きをかけていた。

 この日、同じく予選勝者のファン・デ・ザンスフルプを退けたアルカラスについて、20回の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るナダルは大きな期待を寄せている。

 先週アルカラスとトレーニングを行っていたナダルは「彼は強烈さや情熱を持ち合わせている」とすると、「偉大な王者になるすべての素地がそろっているんだ。これからの2、3年でどれだけ上達できるかがすべてだ」と語っている。

 昨シーズン開幕時はなんとか世界ランク500位に食い込んでいたアルカラスだったが、現在は141位まで順位を上げて、トップ100入りをうかがっている。(c)AFP