【2月7日 AFP】20-21イタリア・セリエAは6日、第21節の試合が行われ、前日36歳の誕生日を迎えた衰え知らずのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が得点を記録したユベントス(Juventus)は、ASローマ(AS Roma)を2-0で下し3位に浮上した。

 5日にフィオレンティーナ(Fiorentina)に2-0で勝利し暫定首位に立ったインテル(Inter Milan)を5ポイント差で追うユベントスは、インテルより試合の消化が一つ少ない。暫定で首位と1ポイント差で2位のACミラン(AC Milan)は、7日に下位クロトーネ(FC Crotone)をホームに迎える。

 13分に今季リーグ16点目を決めた得点ランクトップのロナウドは、2位につけるインテルのロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)に2点差をつけた。

 2日に行われたインテルとのイタリア杯(Italian Cup 2020-21)準決勝第1戦で2得点をマークしていたロナウドは、リーグ戦では4試合ぶりのゴールとなった。

 70分にユベントスは、デヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)がゴール中央で待つロナウドに送ったクロスボールをクリアしようとした相手DFロジェール・イバニェス(Roger Ibanez)のオウンゴールにより追加点を挙げた。

 試合後にロナウドは、「得点を挙げタフな相手と戦ったチームを助けることができうれしい! 重要な3ポイントだ!」とツイートしている。

 一方、敗れたローマは今季上位8チームから一度も白星を挙げていない。

 ローマはパウロ・フォンセカ(Paulo Fonseca)監督との確執で外されていた前キャプテンのエディン・ジェコ(Edin Dzeko)が復帰したものの敗れ、消化試合が一つ多いながらユベントスと2ポイント差の4位に転落した。

 一方、ナポリ(SSC Napoli)はアウェーでジェノア(Genoa CFC)に1-2で敗れ、リーグ戦ここ3試合で2敗目を喫してローマに勝ち点で並ぶチャンスを逃した。

 次節ホームにユベントスを迎えるナポリのジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は、「悔やむ点が多々ある。今年は同じような失点が多く、それがわれわれを傷つけている」と嘆いた。

 また、アタランタ(Atalanta)は開始20分で3点を奪ったもののホームでトリノ(Torino FC)と3-3で引き分けた。(c)AFP