【2月6日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は5日、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の選挙での勝利を覆すことを支持したり、選挙結果の認定に反対票を投じたりした政治家への献金を一時的に停止すると発表した。

 マイクロソフトのバイスプレジデント、フレッド・ハンフリーズ(Fred Humphries)氏は、こうした政治家らに対しては、同社の政治活動委員会(PAC)を通じた従業員、株主、その家族らからの献金を2022年の選挙サイクルまで停止すると明らかにした。

 また、同社のPACが選挙資金改革と投票権を支援するための取り組み「デモクラシー・フォーワード・イニシアチブ(Democracy Forward Initiative)」を創設するという。

 ハンフリーズ氏は「こうした問題が米国の民主主義の安定と未来にとって重要であることを考えれば、適切な措置だと考えている」とブログの投稿で述べた。

 同社のPACは、先月にドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の支持者らが連邦議会議事堂を襲撃した事件を受け、政治献金を停止していた。

 マイクロソフトの従業員3000人以上が同社のPACに献金しているが、ハンフリーズ氏によると、今回発表された措置はビデオ会議で多くの従業員から寄せられた意見を基に決定されたという。(c)AFP