【2月9日 AFP】新型コロナウイルスの起源調査のため中国・武漢(Wuhan)を訪問している世界保健機関(WHO)の調査団が先週、武漢ウイルス研究所(Wuhan Institute of Virology)を視察した。同研究所をめぐっては発生源と指摘する説もあり、今回、最も注目された調査対象の一つとなった。

 武漢ウイルス研究所の科学者らは、世界で最も危険なウイルス性疾患の研究を行っている。その中には、新型コロナウイルスに似たコウモリ由来のコロナウイルス株も含まれていた。

 パンデミック(世界的な大流行)初期には、この研究所からウイルスが誤って漏れ出たとの臆測が広がったが、それを証明できるエビデンスはない。

 WHOによると調査団は9日、武漢で記者会見を開く。

 WHO調査団の武漢視察に至るまでの流れを時系列でまとめた。(c)AFP