【2月5日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は、自身の弾劾裁判で証言することを拒否し、弾劾裁判は「違憲」であるとの見方を示した。検察官役を務める下院議員らがトランプ氏に証言を求めていた。

 トランプ氏の弁護団は、裁判で検察官役を務めるジェイミー・ラスキン(Jamie Raskin)議員が書簡で、1月6日の連邦議会議事堂襲撃に関する質問に回答するようトランプ氏に要請したことについて、「人目を引くための宣伝行為」だとやゆした。

 トランプ氏の弁護人のブルース・キャスター(Bruce Castor)氏とデビッド・シューン(David Schoen)氏は、「書簡は周知の事実を確認するだけのもので、あなたがたの主張を証明することはできない」と述べた。

 弁護団はトランプ氏が証言するかどうかは明らかにしなかったが、同氏の上級顧問のジェイソン・ミラー(Jason Miller)氏は証言しないと明言した。

 ミラー氏はAFPに対し、「前大統領(トランプ氏)は違憲の弾劾裁判で証言しない」と述べた。(c)AFP/Paul HANDLEY