【2月5日 AFP】4日に行われたサッカー・ポルトガル1部リーグの試合で、FCポルト(FC Porto)に所属するDFナヌ("Nanu" Eulanio Angelo Chipela Gomes)が相手選手と激しく衝突して気を失い、「脊髄を損傷」するけがに見舞われた。

 ベレネンセス(Belenenses)のホームで行われた試合の85分、ギニアビサウ代表DFのナヌは味方からのクロスに合わせようとして敵陣のペナルティーエリアに進入すると、GKスタニスラフ・クリチュク(Stanislav Kritsyuk)と激突した。

 ナヌはピッチ上で15分にわたり治療を受け、ダメージを受けたその様子に涙を流す選手もいた。その後、ピッチ内に入った救急車に乗せられて病院に搬送された。

 試合はスコアレスドローで終了している。

 ポルトは試合後、ツイッター(Twitter)に「脳振とうの症状があるナヌは脊髄を損傷し、記憶も失っている」と投稿し、「現時点では安定している。意識もあり、時間や周囲の環境を把握している」と続けた。(c)AFP