【2月5日 AFP】20クラブW杯(2020 FIFA Club World Cup)は4日、カタール・アルライヤン(Al-Rayyan)で開幕し、アフリカ代表アル・アハリ(Al-Ahly SC、エジプト)は開催国王者アル・ドゥハイルSC(Al Duhail SC)を1-0で下し、4強入りを果たした。

 アフリカ代表としては2013年以来の初戦突破となったアル・アハリは8日の準決勝で、大会優勝候補で欧州代表のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich、ドイツ)と対戦する。

 レッド・デビルズという愛称でありながら、アル・ドゥハイルが赤いユニホームを選択したため灰色と黒色のシャツを着用することになったアル・アハリは、MFフセイン・エル・シャハト(Hussein El Shahat)の得点で30分に先制した。

 アル・ドゥハイルが自陣のペナルティーエリア付近でうかつにもボールを失うと、パスを受けたエル・シャハトがゴールの隅にシュートを流し込み、これが決勝点となった。

 エデュケーション・シティ・スタジアム(Education City Stadium)に集まった観衆の大半からの後押しを受けたアル・アハリは後半にもネットを揺らしたが、これはオフサイドと判定され得点にはならなかった。

 この勝利は、過去5回の出場で一度だけ3位に入ったことがあり、南アフリカ人のピツォ・モシマネ(Pitso Mosimane)監督が率いるエジプトの名門に大きな安堵(あんど)をもたらした。

 これに先駆けて行われた準々決勝の第1試合では、UANLティグレス(UANL Tigres、メキシコ)が元フランス代表FWアンドレ・ピエール・ジニャック(Andre-Pierre Gignac)の2得点で、アジア王者の蔚山現代(Ulsan Hyundai、韓国)を2-1で下した。

 北中米・カリブ海代表のティグレスは7日、リベルタドーレス杯(Copa Libertadores 2020)を制したパルメイラス(Palmeiras、ブラジル)と準決勝で対戦する。(c)AFP