全豪OP、出場選手ら最大600人隔離 宿泊施設でコロナ感染者
発信地:メルボルン/オーストラリア
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【2月4日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)に出場する選手やスタッフが宿泊するホテルの従業員が3日、新型コロナウイルスの検査で陽性となり、選手や関係者ら最大600人が隔離を命じられた。
ビクトリア(Victoria)州のダニエル・アンドリュース(Daniel Andrews)州首相は、選手と関係者が利用するホテルの従業員が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかったと発表した。
感染したのはメルボルンのグランドハイアット(Grand Hyatt)で働く男性で、最後に勤務したのは1月29日となっており、滞在者全員が接触した可能性があるとみなされた。
これを受けて男子国別団体戦のATPカップ(ATP Cup 2021)を含め、4日にメルボルンで行われる予定だった男女の前哨戦6大会の試合がすべて中止となった。
全豪オープンでは先月、1000人以上の選手、コーチら関係者が、新型コロナウイルスの封じ込めに成功しているオーストラリアに入り、四大大会(グランドスラム)の今季初戦の開幕に向けて14日間の隔離期間を過ごした。グランドハイアットは大会が指定するホテルの一つだった。
記者会見でアンドリュース州首相は、500〜600人の選手、関係者らが接触した可能性があるとし、「検査で陰性になるまで隔離される。検査はあす行われる」と発表した。だが、検査結果は一般的に24時間以内に出るため、今回の予防措置は8日の全豪開幕には影響しないとの見通しを示している。(c)AFP/Martin PARRY