【2月3日 AFP】ミャンマーのアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問ら政権幹部が1日、国軍に拘束された。スー・チー氏拘束までの流れをまとめた。

 1989年、軍事政権の戒厳令布告後、国軍によって自宅軟禁に。

 1990年、スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が総選挙で圧勝するも軍事政権は結果を拒否。

 2010年、15年間の自宅軟禁から解放。

 2012年、議会補欠選挙で勝利。

 2015年、NLDが民政移管後初となる総選挙で圧勝。

 2016年、事実上の政権トップである国家顧問に就任。

 2020年1月、国際司法裁判所(ICJ)はラカイン州のロヒンギャへの軍の弾圧をめぐり、ミャンマーに対しジェノサイド(集団殺害)防止の緊急対策を講じるよう命令。スー・チー氏の弁明を退ける。11月、NLDが民政移管後から2度目となる総選挙で圧勝。

 2021年2月1日、議会開会日の朝、国軍に拘束される。国軍は、NLDが圧勝した前年の総選挙で不正があったと数週間にわたり主張していた。(c)AFP