【2月3日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは2日、第22節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は2人が退場したサウサンプトン(Southampton FC)を9-0で粉砕した。アーセナル(Arsenal)はこちらも退場者を2人出し、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に1-2で敗れた。

 開始2分で10代のアレクサンドル・ヤンケビッツ(Alexandre Jankewitz)が退場したサウサンプトンに対して、ユナイテッドは前半だけで4点を挙げると、後半にも5得点を加えるゴールラッシュを見せた。9-0は19-20シーズンのレスター・シティ(Leicester City)対サウサンプトン戦、94-95シーズンのユナイテッド対イプスウィッチ・タウン(Ipswich Town)戦に並ぶプレミアでは最大得点差の試合となった。

 オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、「後半ただ楽しんで見られる試合はそう多くない」と話し、「こうした内容は自信になる。ゴールはいつだって良いものだ」と続けた。

 一方、サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル(Ralph Hasenhuttl)監督は、「若者(ヤンケビッツ)の愚かなファウルで全てが台無しになった。他に何を言えばいい? ひどい試合だった」とコメントした。

 3試合ぶりのリーグ戦白星を挙げたユナイテッドは、2試合消化が多い状況ながらマンチェスター・シティ(Manchester City)と勝ち点で並んだ。シティは3日に敵地でバーンリー(Burnley FC)と対戦する。

 アーセナルは前半に幸先良く先制したが、退場者を出したこともあり、逆転負けを喫した。

 リーグ戦7試合無敗で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権争いに復帰し、この試合に勝っていれば4位レスターとの勝ち点差を暫定で5にできたが、敗れたことで順位は10位のまま変わらず、レスターとの差も8ポイントから縮められなかった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS