【2月3日 AFP】韓国ガールズバンドのリーダーが、ナチス・ドイツ(Nazi)の軍服を着たマネキンに抱きついている画像をインターネット上に投稿し、所属事務所が1日、謝罪した。

 画像を投稿したのは、「GFriend(ジーフレンド)」のソウォン(Sowon)さん(25)。首都ソウル北郊の坡州(Paju)にある、欧州をテーマにしたカフェで映像撮影をしていた際に、マネキンを抱擁するソウォンさんの写真も撮られていた。

 ソウォンさんが先週末、その数枚の画像を投稿すると、オンライン上で怒りの声が上がった。

 所属事務所「ソースミュージック(Source Music)」によると、ソウォンさんは自身の行為が「示唆することを知った後、即座に」画像を削除し、「重大な責任」を感じたと語ったという。その上で同事務所は、「史実と社会問題への十分な配慮を怠った」として謝罪した。

 アジアでは、第2次世界大戦(World War II)中の欧州での残虐行為に関する知識が限定的にとどまる場合もあり、時に意味を知らないままナチスのシンボルが掲示されていることもある。

 Kポップグループがナチスに絡んで非難されるのはこれが初めてではない。ソースミュージックの親会社で、世界的人気を誇る「BTS(防弾少年団)」が所属するビッグヒットエンターテインメント(Big Hit Entertainment)は2018年、コンサートでメンバーらが使用した軍服風の衣装や旗がナチスのシンボルを想起させるとの批判を受けた。(c)AFP