【2月1日 AFP】女子テニス、ヤラバレー・クラシック(Yarra Valley Classic 2021)は31日、シングルス1回戦が行われ、40歳のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)らが初戦を突破した。

 ヴィーナスは14日間の隔離の影響を感じさせず、6-1、6-3のストレートでアランチャ・ラス(Arantxa Rus、オランダ)に快勝。65分で相手をねじ伏せ、プロ転向から27年目のシーズンを見事な形でスタートさせた。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)4強の経験を持つダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)は、6-3、6-3でイザリン・ボナボントゥー(Ysaline Bonaventure、ベルギー)に勝利した。

 シェルビー・ロジャース(Shelby Rogers、米国)はフィオナ・フェロ(Fiona Ferro、フランス)にストレートで勝利し、アナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)もマディソン・ブレングル(Madison Brengle、米国)に力の差を見せて勝ち進んだ。第12シードのフェロはシード勢の敗退第1号となった。

 メルボルン・パーク(Melbourne Park)では現在、8日の全豪オープン開幕に向け、ヤラバレー・クラシックとギプスランド・トロフィー(Gippsland Trophy 2021)という女子の前哨戦大会二つが同時進行で開催されている。

 ギプスランド・トロフィー1回戦では、2017年の全仏オープンテニス(French Open 2017)を制覇しているエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)が、サラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)との元世界ランキングトップ5同士の対決を4-6、6-3、6-1の逆転で制した。

 元世界4位のキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)も、ワイルドカード(主催者推薦)のアリーナ・ロディオノワ(Arina Rodionova、オーストラリア)を6-3、6-4で下し、良い形でシーズンのスタートを切った。

 他には元世界トップ10のダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)、またカイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)も1回戦を突破している。(c)AFP