【1月31日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は30日、第19節が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は4-1で1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に大勝し、2位との勝ち点7差を維持した。ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)もリーグ戦のゴール数を24に伸ばし、驚異的なペースで得点を量産し続けている。

 バイエルンはリーグ戦9試合連続ゴールを挙げたレワンドフスキの他に、ジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)がネットを揺らした。

 今月上旬のリーグ戦とドイツカップ(German Cup 2020-21)の公式戦連敗から立ち直ったチームについて、ハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は「4-1はとても良い結果だ。4連勝だし、これがわれわれの基準になる」と話した。

 欧州王者のバイエルンは、昨年9月に1-4でホッフェンハイムに敗れ、2020年唯一の黒星を喫したが、そのときと正反対のスコアで快勝して完璧な雪辱を果たしている。

 序盤からアクセル全開のバイエルンは、ボアテングのヘディングシュートで早々に先制すると、早い時間にクロスバーに当たる惜しいシュートを放っていたミュラーが2点目を挙げた。しかしホッフェンハイムも前半終了間際、前回対戦で2点を挙げているアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)がクロスにボレーで合わせ、ここ3試合で5ゴール目を挙げて1点を返した。

 それでもバイエルンは後半、キングスレイ・コマン(Kingsley Coman)のシュートが相手GKに阻まれると、いつも通り抜群のタイミングで絶好のポジションに位置していたレワンドフスキがこぼれ球をゴールに流し込んだ。60分過ぎには、高い位置でボールを奪ったコマンが相手DFの裏にチップキックでパスを送り、これに反応したナブリーが相手GKの股を抜くシュートを決めて大勝を収めた。

 2位RBライプツィヒ(RB Leipzig)はクリストファー・エンクンク(Christopher Nkunku)の1点を守り切り、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)との肉弾戦に1-0で勝利してバイエルンとの勝ち点7差を維持した。レバークーゼンはこの2週間で3敗目を喫し、4位に後退した。

 代わって3位に浮上したのがフランクフルト(Eintracht Frankfurt)。アンドレ・シウバ(Andre Silva)が2ゴールを決めて今季リーグ戦のゴール数を16に伸ばし、3-1でヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)を下した。

 3試合未勝利が続いていたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、ジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が年明けから3ゴール目を決め、FCアウクスブルク(FC Augsburg)を3-1で下して暫定5位に浮上した。(c)AFP/Ryland JAMES