【1月30日 AFP】仏パリのピティエサルペトリエール病院(Pitie-Salpetriere Hospital)では毎日、洗濯担当の従業員らが、色鮮やかなリネン類の巨大な山をせっせと仕分けし、洗濯と乾燥を繰り返して、新型コロナウイルスを洗い流す終わりのない闘いに明け暮れている。

「洗濯物は全部汚染されている可能性があると考えています」と、同病院の洗濯業務の責任者、セドリック・マルタン(Cedric Martin)氏は言う。

 パリ公立病院連合(AP-HP)の物流部門の責任者、ジャンシャルル・グルプリ(Jean-Charles Grupeli)氏は、「1日に33トンの汚れた衣類を取り扱っています。シーツは2万3000枚、ベッドパッド1万枚、枕カバー1万枚、作業着1万8000枚、患者用ガウン(病衣)8000枚です」と話す。

 ピティエサルペトリエール病院の入り口では、38の病院から送られてきた衣類でいっぱいの赤、青、オレンジ色の巨大な袋が数百個、洗濯の順番を待っている。現在はここで週5日、午前6時半から午後7時まで、120人近い従業員と、それとほぼ同じ台数の機械が稼働している。

 最初の作業、汚れた衣類を仕分ける作業場では、10人ほどの従業員が音楽を聞きながら、青い手術着と緑のマットレスカバー、時折交ざっているピンクの妊婦用ガウンを分別している。

「汚れ具合ではなく、アイテムごとに分けているんです」と、防護眼鏡をかけた従業員が話す。