セレーナ、隔離終え娘と動物園へ エキシビでは大坂に勝利
このニュースをシェア
【1月29日 AFP】女子テニスのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は29日、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)を控えた14日間の隔離期間を終え、3歳の娘を動物園に連れて行ったと明かした。
新型コロナウイルスの影響で開幕が延期された全豪オープンでは、1000人以上の選手やコーチ、関係者がチャーター機で今月現地入りし、14日間にわたって開幕前の隔離期間を過ごしていた。
セレーナや大坂なおみ(Naomi Osaka)、男子のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)ら一部の大物選手は、全豪オープンの会場があるメルボルンではなくアデレード(Adelaide)で隔離期間を消化し、この日は大会を控えたエキシビションマッチの前にそれぞれの時間を過ごした。
娘のアレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんと一緒に2週間の隔離期間を過ごしていたセレーナは、「隔離が終わって本当にうれしい。一つの部屋で3歳児と過ごし、彼女の親友でいるのは本当に大変だから」と語った。
「だけど、楽しかった。彼女と過ごす時間は、何事にも代えられないというのが本音」というセレーナは、自由となった初日に何をしたか聞かれると、娘と動物園に行ったと明かし、「部屋にカレンダーがあって、毎日1日が終わるとバツ印をつけていた。隔離最終日には大きな丸をつけて、終わったらコアラとカンガルーを見に動物園に連れて行くと娘に約束していた」と語った。
その後、オリンピアちゃんも見守る中で行われたエキシビションマッチでは世界ランク3位の大坂と対戦し、6-2、2-6、10-7の勝利でシーズン初戦を飾った。
一方の大坂は、会場のメモリアル・ドライブ・パーク(Memorial Drive Park)に詰めかけた満員の観客に対し、「有観客は久しぶり。まるで大昔のことのように感じる」と語った。
通算7度の全豪オープン制覇を誇るセレーナは、来月の同大会ではマーガレット・コート(Margaret Court)氏に並ぶ四大大会(グランドスラム)シングルス最多24勝目を目指す。(c)AFP