ホリデー後も一役 クリスマスツリーで米ハリケーン被害の砂丘復元
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■2020年の広範な被害
昨年、サーフサイドビーチ周辺の海岸地帯は、2008年のハリケーン「アイク(Ike)」以来最大の被害を受けた。だが、ハリケーンの直撃がなかったため、連邦政府からの援助はなかった。「直撃だったら、政府の支援金がどっと入るのですが」とカプレッタさん。それでも、4度の激しい暴風雨による高潮で海岸地帯は被災した。
2020年のシーズンの皮切りは、6月上旬にメキシコ湾からミシシッピ川流域(Mississippi Valley)をさかのぼった熱帯暴風雨「クリストバル(Cristobal)」だった。
8月下旬、ハリケーン「ローラ(Laura)」が、ハイチやドミニカ共和国で数十人の命を奪った後、フロリダ州とルイジアナ州を襲った。
米気象当局は9月半ばまでに、通常の暴風雨の命名リストにある名前を使い切り、ギリシャ文字(アルファ、ベータ、ガンマ…)に切り替えた。結果、9月末にサーフサイドビーチから約90キロの地点に上陸した熱帯低気圧は「ベータ(Beta)」と名付けられた。
10月、ハリケーン「デルタ(Delta)」をもって2020年の暴風雨シーズンは終わった。(c)AFP/François PICARD