【1月29日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)でプレーするFWクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、新型コロナウイルスの移動制限を破って同国のスキーリゾートに旅行したと、28日に地元メディアで伝えられた。同クラブはAFPの取材に対し、コメントを避けた。

 報道によると、ユベントスのスター選手であるロナウドは交際相手のジョルジーナ・ロドリゲス(Georgina Rodriguez)さんの誕生日を祝うために、チームの本拠地がある伊トリノ(Turin)から150キロ離れた北西部のリゾート地クールマイヨール(Courmayeur)に移動したとされている。

 27日に27歳となったロドリゲスさんは、ロナウドとスノーモービルに乗っている動画をインスタグラム(Instagram)に投稿。映像は即座に削除されたものの、複数の地元ニュースサイトで取り上げられた。

 伊スポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)は、二人が26日夜にホテルで過ごし、翌朝に雪上での運転を楽しんだ後、トリノに戻ったと伝えている。イタリアで敷かれているコロナ対策の現行規則では、二人はトリノの町を離れてはいけないことになっており、それぞれ罰金400ユーロ(約5万円)が科される可能性がある。

 現在35歳のロナウドは、昨年10月にもコロナ関連で騒動を起こしたことがある。ユベントスが陽性者2人が出たことで隔離期間に入っていた際に、ポルトガルに渡航して批判を浴びると、その後自身も検査で陽性が判明し、イタリアに戻って自宅で数週間の隔離期間を過ごした。

 イタリアのビンチェンツォ・スパダフォーラ(Vincenzo Spadafora)スポーツ相は当時、コロナウイルス規則に「違反」したとして同選手を批判した。(c)AFP