【1月29日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)で5度のプレーオフ進出に貢献した田中将大(Masahiro Tanaka)投手が28日、今シーズンから日本プロ野球(NPB)の東北楽天ゴールデンイーグルス(Tohoku Rakuten Golden Eagles)に復帰すると発表した。

 2014年から2020年まで7シーズンにわたってヤンキースに所属した右腕の田中は、MLB通算で78勝46敗、991奪三振、防御率3.74という成績を残した。

 32歳の田中は2007年から2013年まで楽天でプレーし、その翌年に7年総額1億5500万ドル(約161億円)の契約をヤンキースと結んだ。

 田中はツイッター(Twitter)でファンに向けて「今シーズンどこでプレーするのか決断しました」と記し、「日本に戻り、2021年シーズンは楽天イーグルスでプレーすることを決めました」と述べた。

「7シーズンにわたり、皆さんが僕に与えてくれた全ての愛情とサポートに感謝します。ニューヨーク・ヤンキースの一員として戦い、熱狂的なファンの皆さんの前でプレーする機会を得られたのは非常に幸運なことだったと感じています。誇りであり光栄です!」

 田中にとってヤンキースで最も良い成績を残したのは14勝4敗を記録した2016年だが、このときチームはプレーオフ進出を逃した。また2017年には13勝12敗、2019年には11勝9敗をマークしたが、チームはどちらもア・リーグ優勝決定シリーズでヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に敗れ、ワールドシリーズには一歩及ばなかった。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でシーズンが短縮された2020年以外では、田中はMLBで毎年11勝以上を挙げていた。(c)AFP