【1月27日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の弾劾裁判で裁判長を務めるパトリック・レーヒー(Patrick Leahy)上院議員(80)が26日、入院した。陪審員を務める上院議員らの宣誓中に声がかれ、具合が悪くなったため。

 1974年に選出されたレーヒー氏は、民主党が事実上の多数を占めている現在の上院で最先任の民主党議員。

 レーヒー氏の広報担当者は、「連邦議会議事堂の自身の事務所にいたレーヒー氏は今晩、体調が優れないと感じた」と文書で明らかにした。

「連邦議会の担当医は、念のためレーヒー氏を地元病院に入院させ、経過を観察するよう勧めた。レーヒー氏は現在、同病院で診察を受けている」

 トランプ氏の弾劾裁判には上院議員が陪審員として参加する。トランプ氏は、今月6日に起きた支持者による連邦議会議事堂への乱入について「暴動の扇動」を行ったとされている。

 弾劾裁判は2月9日に始まる予定。トランプ氏を有罪とするには上院議員の3分の2の賛成が必要で、民主党は共和党議員17人を説得する必要があるが、これは極めて難しいとみられている。(c)AFP