【1月27日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は26日、フランス・リーグ1に所属するパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)前監督を新指揮官に任命した。契約期間は1年半。

 ドイツ出身で47歳のトゥヘル氏は、前日に解任されたフランク・ランパード(Frank Lampard)前監督の後任となる。また、2003年にロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)会長がチームを買収して以来、13人目の指揮官となる。

 トゥヘル氏は「私とスタッフを信頼してくれたチェルシーFCに感謝したい」とコメントした。

「われわれは皆、フランク・ランパードの功績と彼がチェルシーで築いたレガシーに大きな敬意を抱いている」

「同時に、新しいチームと顔を合わせ、サッカー界で最もエキサイティングなリーグで戦うことが待ちきれない。こうしてチェルシーファミリーの一員になれたことをうれしく思う。素晴らしい気分だ!」

 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で27日に予定されているウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)とのリーグ戦が、トゥヘル氏の初陣になるとみられている。

 新天地に渡ってからの最初の数か月で、なかなかその移籍金に見合う活躍ができていないティモ・ヴェルナー(Timo Werner)とカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)のドイツ人コンビの能力を最大限引き出すことが、トゥヘル氏の任務になるだろう。

 昨年8月、PSGを初の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝に導いたトゥヘル氏だが、前月には同チームの指揮官を解任されていた。(c)AFP/Kieran CANNING