【1月25日 AFP】20-21スペイン1部リーグは24日、第20節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はバレンシア(Valencia CF)に3-1で逆転勝利し、消化試合数が一つ少ない中で2位との勝ち点差を7のままとした。

 この試合の前にはFCバルセロナ(FC Barcelona)がエルチェ(Elche CF)を2-0で下し、レアル・マドリード(Real Madrid)も23日の試合でアラベス(Alaves)に快勝していた。

 しかし、ホームのアトレティコが停滞することはなく、華麗なチームワークからルイス・スアレス(Luis Suarez)がゴールを決めるなどし、勝ち点3を積み重ねた。

 アトレティコを率いるディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「われわれは有頂天になったり、先走って考えたりしない。より良くなることを考えている」とコメントした。

 フレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)とリキ・プッチ(Riqui Puig)が得点を挙げたバルセロナは、出場停止処分が科されているリオネル・メッシ(Lionel Messi)を欠きながらも再び勝利をつかんだ。

 敵地に乗り込んだバルセロナは、デ・ヨングがゴールライン際でボールを押し込んで前半終了間際に先制すると、終盤には途中出場のプッチがヘディングで追加点を奪った。

 先日のスーパーカップ(Spanish Super Cup 2021)で退場となり、出場停止処分を科されていたメッシだが、27日に予定されているラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)との国王杯(Copa del Rey 2020-21)からプレー可能となる。

 メッシ不在の間はデ・ヨングが存在感を見せており、この日も自身のキャリアの中で最もシンプルなものの一つになるであろうゴールを決めると、見事な抜け出しからプッチにクロスを送ってアシストをマークし、ここ数週間で復調を続けている。(c)AFP/Tom ALLNUTT