【1月19日 AFP】国際テニス連盟(ITF)は18日、男子の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2021)について、今年から決勝ラウンドの期間が11日間に拡大されることに加え、欧州3都市での開催になる見通しであることを明らかにした。

 デビスカップは2019年に開催方式が刷新されたが、スケジュールの問題で試合が終わるのが夜遅くになったり、いくつかの試合では観客数が伸び悩んだりした。ITFは1週間の開催期間を見直した結果、大会スポンサーを務める投資グループ「コスモス(Kosmos)」からの二つの提案をすでに了承したとしている。

 大会関係者は「選手の負担」を軽減することが目的の一つだと話している。

 2021年大会は11月25日から12月5日の日程で行われ、2022年大会からは参加チームが16に削減されることになった。準決勝と決勝は現行と同じくスペイン・マドリードで開催されるが、グループステージと準々決勝の開催地には2都市が加わる可能性がある。

 開催候補地を決める招致プロセスはすでに開始されており、ITFによれば2021年大会のフォーマットは3月に最終決定するという。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、2020年大会は中止となっていた。(c)AFP