【1月18日 AFP】マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は17日、野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏を帰国直後にロシア当局が拘束したことを米政府として「強く非難する」と述べた。

 ポンペオ氏は声明で、「われわれは、ナワリヌイ氏の拘束は、ロシア当局に批判的な同氏ら野党勢力および無党派層の声を抑圧する一連の試みにおける最新の事例であるという深い懸念を表明する」と述べ、ナワリヌイ氏の即時釈放を求めた。

 ナワリヌイ氏は昨年8月に毒物による中毒症状を示し、ドイツで治療を受けていた。その後としては今回初めて帰国したが、帰国から1時間もたたないうちにモスクワのシェレメチェボ(Sheremetyevo)国際空港で拘束された。

 ポンペオ氏に先立ち、欧州連合(EU)もナワリヌイ氏の拘束を非難し、即時釈放を求めていた。(c)AFP