【1月15日 AFP】インドネシア首都ジャカルタ沖で発生した航空機の墜落事故で、捜査当局は15日、回収された同機のフライトレコーダー(飛行記録装置)上のデータの読み取りに成功したと発表した。

 格安航空会社(LCC)スリウィジャヤ航空(Sriwijaya Air)SJ182便は9日、62人を乗せてジャカルタから離陸した直後に墜落した。

 国家運輸安全委員会(NTSC)の委員長はフライトレコーダーについて「すべてが良い状態で、現在データの解析を進めている」と発表した。

 フライトレコーダーには、飛行速度や高度、針路などの情報が記録されており、同機が交信を絶ってから1分弱で約3000メートル急降下して海に墜落した原因を解明する上で、極めて重要な手掛かりが得られる可能性がある。

 フライトレコーダーは12日、ダイバーらが海から回収していた。現在捜索の重点は、操縦室の会話を録音したボイスレコーダーの発見に置かれている。

 墜落した機体はボーイング(Boeing)737-500型機で、運航年数は26年。カリマンタン島(Kalimantan Island、別名:ボルネオ島、Borneo Island)行きで1時間半の飛行を予定していたが、ジャカルタを離陸したわずか4分後に墜落した。(c)AFP