【1月15日 AFP】スペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2021)は14日、同国マラガ(Malaga)で準決勝が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に1-2で敗れ、まさかの敗退が決まった。

 ラウル・ガルシア(Raul Garcia)が前半にPKを含む2ゴールを挙げたビルバオは、王者レアルの反撃をカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の1点に抑え、マルセリーノ・ガルシア・トラル(Marcelino Garcia Toral)新監督の下でメッセージ性ある勝利を挙げた。17日の決勝では、FCバルセロナ(FC Barcelona)と対戦する。

 本拠地で行われた前週のリーグ戦で、リオネル・メッシ(Lionel Messi)に2ゴールを許すなどしてバルセロナに2-3で敗れたばかりのビルバオだが、今度はタイトル獲得が懸かる中での再戦に臨む。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「失敗ではない」と黒星にも開き直った姿勢を見せ、「毎試合勝てるわけではない」と続けた。

 指揮官はまた「立ち上がりは難しかった」とすると、「前半は良くなかった。相手は二つのチャンスで2点を奪った。後半に入るとわれわれは流れを変え、改善してチャンスをつくった」と付け加えた。

 筋肉系の問題により、PK戦の末にレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を下した13日の準決勝を欠場したメッシは、決勝に間に合うかどうかが不透明になっているが、仮にキャプテンが不在だとしてもバルセロナ有利だとみられている。

 しかし、今月初めに解任されたガイスカ・ガリタノ(Gaizka Garitano)前監督の後任となったマルセリーノ監督の下でのわずか2試合目で見せた素晴らしいパフォーマンスから、ビルバオの選手たちは大きな自信を得るはずだ。(c)AFP