■改修・拡張

 フランスから1960年に独立する直前に設立されたニジェール国立博物館は、海外からの寄付に助けられ、近く改修と拡張を計画している。

 展示資金をスポンサーに頼るのは、世界の他の博物館と変わらない。ニジェール有数の鉱物資源であるウランがテーマの展示は、仏原子力大手オラノ(Orano、旧アレバ〈Areva〉)が資金を提供している。

 その隣の展示は、ニジェールで近年発見された石油がテーマだ。この展示は、南部ザンデール(Zinder)の製油所の巨大模型が目玉で、中国石油天然気集団(CNPC)がスポンサーだ。

 改修・拡張工事が終われば、動物園の111種の動物にとっても「改善された生活環境」になると博物館側は約束している。(c)AFP/Patrick FORT