【1月12日 AFP】米下院議員2人が、新型コロナウイルス検査で陽性と判定された。うち一人は12日、先週の議会騒乱時に共和党議員らがマスクの着用を拒み、マスクを着けた議員らを嘲笑したと非難した。

 民主党のプラミラ・ジャヤパル(Pramila Jayapal)下院議員はツイッター(Twitter)で、騒乱時に他の議員らと安全な部屋の中に退避していたと述べ、その後受けた検査で陽性だったと明らかにした。

 現在自主隔離中のジャヤパル議員は「多くの共和党議員がこの流行下で最低限の新型コロナウイルス予防策を講じることも、密集した室内でのマスク着用さえも拒否し続けたことで、国内テロ攻撃に加えてスーパースプレッダーの事例まで招いた」と非難。

 さらに「同室内で過ごした時間は数時間に及び、共和党議員の何人かがマスクを着用することを無情にも拒否しただけでなく、マスクを差し出した同僚や職員らをあざ笑いさえした」と明かした。

 これに先立ち民主党のボニー・ワトソン・コールマン(Bonnie Watson Coleman)下院議員も、新型コロナウイルスへの感染を発表し、騒乱時にウイルスにさらされたとの考えを示していた。

 下院の主任医師は先週末議員らに対し、騒乱時に隔離された室内に避難していた最中に同ウイルスに接触した恐れがあるとして、注意を呼び掛けていた。(c)AFP