【1月12日 AFP】「TRUMP(トランプ)」と背に書かれたマナティーが見つかったことを受け、米フロリダ州の米魚類野生生物局(FWS)は11日、情報提供を呼び掛けた。

 フロリダ州の地元紙シトラス・カウンティ・クロニクル(Citrus County Chronicle)が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の姓と同じ「トランプ」の文字が刻まれたマナティーが、ゆっくりと泳ぐ姿を捉えた動画を公表したことがきっかけとなった。

 FWSの捜査官クレイグ・キャバナ(Craig Cavanna)氏は同紙に対し、現在進行中の捜査についてコメントすることはできないと話した。

 同氏は保護動物を傷つけた場合、5万ドル(約520万円)以下の罰金および1年以下の禁錮を科される可能性があると指摘した。

 被害を受けたマナティーは10日に見つかった。その4日前の6日、米首都ワシントンではトランプ氏の支持者らが連邦議会議事堂に突入したが、マナティーの落書きがいつ行われたかは分かっていない。

 マナティーが撮影されたフロリダ州西岸のホモサッサ川(Homosassa River)にはこの時期、温かい水を求めてマナティーが多数集まってくる。(c)AFP