【1月14日 CNS】中国政府が環境保護のためプラスチック製品の規制を強化しているのに伴い、北京市は「プラスチック汚染防止行動計画2020-2025」を開始した。同市は昨年末で使い捨てプラスチック製品の製造・販売を禁止しており、今後は飲食業、フードデリバリー、卸売り・小売店、インターネット通販、宿泊施設、農業の6分野を中心に、使い捨てプラスチック製品を使用しないよう管理を徹底する。

 計画によると、ショッピングモールやスーパーマーケット、薬局、書店などの小売店が非分解性レジ袋を使用することを禁止。ネット通販の商品配送では過剰包装をやめ、再利用できるリサイクルバッグを使用するよう求めており、2022年末には使い捨てプラスチック製品の使用は全面禁止になる。

 飲食店では使い捨てストローや持ち帰り用のプラスチック容器の使用を禁止。再利用が可能な容器の使用を奨励する。

 中国ではプラスチックごみの処理が環境問題の1となっており、政府は2020年末までに全国の主要都市でポリ袋の使用を禁止。各都市が今年に入り、使用禁止キャンペーンを始めている。2022年には国内すべてでポリ袋の使用を禁止する。生鮮食品は2025年まで規制から除外されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News