【1月8日 AFP】(更新)米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は7日、米連邦議会議事堂で前日に起きた暴力行為を扇動したとして、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領のアカウント凍結措置を「無期限」で延長したと発表した。

 ザッカーバーグ氏は自身のページへの投稿で、トランプ氏が「民主的に選出された政府に対する暴力的な反乱を扇動するために私たちのプラットフォームを使った」ことから、前日発表していた24時間のアカウント凍結措置を延長したと説明した。

 トランプ氏は6日、ジョー・バイデン(Joe Biden)氏が勝利した大統領選の結果の正当性をめぐり虚偽の主張をしたり、米議会議事堂に乱入した暴徒らを扇動したりしたとの理由から、全ての主要SNSでアカウントが凍結された。

 トランプ氏が愛用しているツイッター(Twitter)も、同氏のアカウントを12時間凍結。7日の時点で凍結が解除されたかどうかは不明だ。写真・動画共有アプリ「スナップチャット(Snapchat)」も7日、トランプ氏の危険なコメントへの懸念から、同氏のアカウントを凍結したことを明らかにした。

 ザッカーバーグ氏は「この時期に大統領が私たちのサービスを使い続けられるようにすることは、単にリスクが大きすぎる」と表明。「そのため、彼(トランプ氏)のフェイスブックとインスタグラム(Instagram)のアカウントに適用した凍結措置を無期限に、平和的な政権移行が完了するまでの少なくとも2週間延長する」と発表した。(c)AFP