【1月7日 AFP】女子テニスの世界ランキング1位アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)や、四大大会(グランドスラム)で23度の優勝を誇るセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)らシングルスの上位32選手が、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)前に同時開催される二つの前哨戦に均等に分かれて出場することになったと、主催者が7日に明かした。

 テニスの2021年シーズンは、新型コロナウイルスの猛威により序盤の日程が抜本的な変更を余儀なくされ、全豪オープンも3週間遅れの2月8日開幕となっている。

 全豪オープン前には、男子は国別団体戦ATPカップ(ATP Cup 2021)とATP 250の2大会、女子はWTA 500の2大会が全てメルボルンパーク(Melbourne Park)で同時に行われることになっており、1月15日からオーストラリア入りする選手たちは、その前に2週間の隔離義務を消化する。

 これらは「メルボルン・サマー・シリーズ(Melbourne Summer Series)」と銘打たれ、それぞれの大会にはビクトリア(Victoria)州の地名にちなんだ名前がつけられた。

 31日から2月6日に行われる女子のギプスランド・トロフィー(Gippsland Trophy 2021)とヤラバレー・クラシック(Yarra Valley Classic 2021)には、世界ランキング2位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)や全豪オープンの前年女王ソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)の他、大坂なおみ(Naomi Osaka)、ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)、アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)ら元全豪女王らも参加する。

 一方、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を含む男子のトップ選手はATPカップに出場予定。

 ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)、グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)らATPカップに出場しない選手は、ATP250のグレートオーシャンロード・オープン(Great Ocean Road Open 2021)とマレーリバー・オープン(Murray River Open 2021)に臨む。(c)AFP