【1月7日 AFP】20-21スペイン1部リーグは6日、第2節の延期分が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は本調子を取り戻したリオネル・メッシ(Lionel Messi)が2得点を挙げ、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)を3-2で下した。

 敵地サン・マメス(Estadio San Mames)に乗り込んだバルセロナは、イニャキ・ウィリアムス(Inaki Williams)に序盤に先制点を奪われたが、メッシを中心に華麗な攻撃を展開。

 ペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)の同点弾の起点となった33歳のスターは、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定やゴールポストに阻まれハットトリックこそ逃したが、2ゴールを記録してチームを勝利に導いた。

 メッシにとっては終盤にパスミスからイケル・ムニアイン(Iker Muniain)にゴールを許し、実際の内容よりも接戦に思えるスコアにしてしまったことが玉にきずだったが、クラブでの将来が不透明な中で、この日はおそらく今季最高となるであろう傑出したパフォーマンスを見せた。

 これでバルセロナは首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との勝ち点差を7にまで縮めた。しかし、消化試合数が二つ少ないアトレティコに追いつくのは難しいだろう。

 バルセロナを率いるロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督も前週、差を縮めるのは「非常に困難」だろうと認めていたが、この日は敵地で勝利を手にし、より楽観的な姿勢を示している。

「チャンスは常にある」と話したクーマン監督は「シーズンはとても長く、浮き沈みはつきもの。非常にうまくやっているチームが、後に苦しむこともあるかもしれない」と続けた。(c)AFP