【1月5日 AFP】サッカー・イングランド8部リーグに所属するマリーン(Marine AFC)は4日、10日に予定されているFAカップ(FA Cup 2020-21)3回戦のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦で、リバプール(Liverpool FC)の元DFジェイミー・キャラガー(Jamie Carragher)氏がスポンサーになったと明かした。

 8部クラブがプレミアクラブに挑戦する注目の一戦で、キャラガー氏の基金「JC23ファンデーション(JC23 Foundation)」は、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督も使用することになるマリーンの本拠地マリーン・トラベル・アリーナ(Marine Travel Arena)のベンチや、同クラブが試合前に着用するトレーニングウエアのトップスの広告主を務めることになる。

 2004-05シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制したリバプールの優勝メンバーであるキャラガー氏は、マリーンが本拠地を置くマージーサイド(Merseyside)州沿岸のクロスビー(Crosby)に住んでおり、前スポンサーの撤退を受けて今回の契約に合意した。

 マリーンの会長を務めるポール・リアリー(Paul Leary)氏は、キャラガー氏の基金と提携できクラブはうれしく思うと述べ、「マリーンにとってこの魔法のような試合に向けて支援してくれたジェイミーやJC23ファンデーションに恩義がある」とすると「この特別な機会に、彼らと提携できることを誇りに思う」とコメントした。

 マリーンはフットボールリーグ2(4部)のコルチェスター・ユナイテッド(Colchester United)を下すなど、今大会で7勝して3回戦にまで駒を進めた。

 試合がテレビで生中継されることで、マリーンは放映権収入として7万5000ポンド(約1050万円)を受け取ることになっている。(c)AFP