【1月5日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは4日、第17節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はサウサンプトン(Southampton FC)に0-1で敗れた。リーグ戦で3試合未勝利となったリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、「焼きが回る時期」に直面していると認めた。

 ダニー・イングス(Danny Ings)が2分に華麗なゴールを奪って勝利したサウサンプトンは6位に浮上。試合終了の笛が鳴ると、ラルフ・ハッセンヒュッテル(Ralph Hasenhuettl)監督は泣き崩れた。

 リバプールは得失点でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を上回り首位の座をキープしているが、17日にホームで試合に臨む同チームよりも消化試合数が一つ多くなっている。

 リーグ戦での3試合未勝利は2018年5月以来となったリバプールのクロップ監督は、「焼きが回る時期であることを認めなければならない」とコメントした。

「問題を解決できるのはそれを把握している場合のみ。われわれは周りが見えていないわけでない。今回のことを通して、戦ってプレーしなければならない」

 リバプールにとってリーグ戦3か月ぶりの黒星は、1月の移籍市場でCBを探す動きに拍車をかけるかもしれない。

 負傷中のビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)やジョー・ゴメス(Joe Gomez)、ジョエル・マティプ(Joel Matip)を欠いたクロップ監督は、リーグ戦を制した昨シーズンでMFのレギュラーだったファビーニョ(Fabinho)とジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)をCBとして起用した。

 一方のサウサンプトンも、GKアレックス・マッカーシー(Alex McCarthy)が新型コロナウイルスの陽性反応を理由に欠場。オリオル・ロメウ(Oriol Romeu)やヤニク・ベステルゴーア(Jannik Vestergaard)、チェ・アダムス(Che Adams)も負傷でメンバー外になるなど主力を欠いた。

 直近3試合でゴールを決めることができず、欧州カップ戦出場の望みが遠のいていたサウサンプトンだが、かつてリバプールに所属したFWイングスが見事な形で均衡を破るのに2分しかかからなかった。

 ジェームズ・ウォード・プラウズ(James Ward-Prowse)がペナルティーエリア内に送ったFKにトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)は対応することができず、イングスはGKアリソン(Alisson Ramses Becker)の頭上を越すシュートをファーサイドのネットに流し込んだ。(c)AFP