【1月3日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは2日、第17節の試合が行われ、ハリー・ケイン(Harry Kane)と孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)がまたしてもゴールを決めたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が3-0でリーズ・ユナイテッド(Leeds United)を下し、再び優勝戦線へ復帰してきた。

 トッテナムはケインのPKで先制すると、ケインのパスから孫が加入後100ゴール目を決めて追加点を奪取。さらには後半早々、孫のCKからトビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld)が頭で3点目を決め、首位リバプール(Liverpool FC)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と勝ち点4差の3位に浮上した。

 孫は「一つのチームで100ゴールというのは大きなこと。すごく誇らしい。良い新年のスタートが切れた」とコメントした。

 その一方で、リーグにとっては再び新型コロナウイルス関連で難しい一日になった。

 まずは3日に予定されていたバーンリーFC(Burnley FC)対フラム(Fulham)戦が、フラムのメンバーから多数の陽性反応が出たため延期になった。新型コロナの影響で試合が延期になるのはこの1週間で3回目で、先月30日のトッテナム対フラム戦が中止になった際には、直前の決定にトッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が不満をこぼしていた。

 トッテナムとウェストハム(West Ham)の複数選手が規則を破って家族や友人とクリスマスパーティーを行っていたことも発覚し、トッテナムのジオヴァニ・ロ・チェルソ(Giovani Lo Celso)とエリク・ラメラ(Erik Lamela)、セルヒオ・レギロン(Sergio Reguilon)、ウェストハムのマヌエル・ランシーニ(Manuel Lanzini)が大人数で一緒に楽しんでいる写真が流出した。

 モウリーニョ監督は3人のルール違反を嘆き、クラブも「国中の誰もが犠牲を払い、祝いの時期を家で過ごしている中で、われわれの選手数人が家族や友人とクリスマスを過ごしている画像が出たことに大きく落胆しているし、強く非難する」と発表。「この件は内々に処理する」とした。

 新たに1試合の延期が決まったが、プレミアリーグは全体の中断は考えていないと強調し、「圧倒的大多数のクラブで陽性数は少なく抑えられているし、リーグとしても政府の全面支援を受けた対策に引き続き自信を持っている。試合を予定通り開催することは可能だ」とコメントした。(c)AFP/Kieran CANNING