【1月3日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は2日、解任したトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督の後任にマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)氏が就任したことを正式に発表した。新指揮官は、「スタイルを伴った勝利」を早速約束している。

 PSGはクラブの公式ウェブサイトで、ポチェッティーノ氏と契約を結んだことを発表。期間は2022年6月30日までで、1年の延長オプションが付いている。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)などを率いた48歳の新指揮官は、クラブの公式チャンネルで「PSGは世界有数のビッグクラブ」だとし、「ただ勝つだけでなく、スタイルを伴った勝利が大切だ」と語った。

 その上で、「規律が重要になる。選手間だけでなく、全てのスタッフの間にリスペクトと友情がなければならない」とも話している。

 ポチェッティーノ氏にとっては、クラブの悲願である欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇が至上命令となる。トゥヘル監督は昨季、チームを初の決勝に導き、今季も決勝トーナメント進出を果たしたが解任された。2月に行われるFCバルセロナ(FC Barcelona)との決勝トーナメント1回戦第1戦が、ポチェッティーノ氏の最初の大きな試練になる。

 初陣は冬季休暇明けに行われるサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)とのリーグ戦で、PSGは首位と勝ち点1差のリーグ3位につけている。(c)AFP/Nick REEVES