【12月31日 AFP】ノルウェーの首都オスロ近郊で30日に発生した大規模な土砂崩れでは、子ども2人を含む10人が依然行方不明で、翌31日も捜索が続けられている。複数の家屋が倒壊、10人が負傷しており、警察によると、うち1人が重傷でオスロの病院に搬送されたという。

 現場は、オスロから約25キロ北東に位置するアスク(Ask)村。行方不明者の捜索活動が夜通し行われた。

 家屋は泥に埋もれ、中には陥没した穴のすぐ脇で不安定になっている民家もあり、31日にはさらに複数の家屋が崩落した。

 ノルウェー水資源エネルギー庁は今回の被害について、奥行き約300メートル、幅約700メートルの範囲にわたって「クイッククレーの地滑り」が起きたとしている。クイッククレーはノルウェーやスウェーデンに見られる粘性土で、過度の力が加わると崩れ、流動化することがある。(c)AFP