【12月30日 AFP】(更新、写真追加)欧州連合(EU)首脳と中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は30日、大規模な投資協定について「大枠合意」した。

 EU首脳と習氏は同日、ビデオ会議に臨んだ。ウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長はこの会議後に「きょう、EUと中国は投資協定の交渉で大枠合意した」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 中国国営新華社(Xinhua)通信も、双方が「投資協定の交渉を予定通り完了した」と報じた。

 EU側は、この協定により中国市場への「前例のない」アクセスがEUに認められる一方、中国が国際労働基準の批准に向け「尽力していく」ことを誓ったとしている。

 EUは声明で、これを「経済上大きな重要性を持つ」協定と位置付け、「EUの投資家らに前例のないレベルの市場アクセスを与える」ことに中国が合意したと発表。

 さらに中国は、国際労働機関(ILO)の基準のうち、既に批准しているものについては「正式に適用」するとともに、強制労働関連を含めILOの基本条約の批准に向け尽力していくことを約束したという。(c)AFP