【12月30日 AFP】ATP選手協議会(ATP Player Council)は29日、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の重鎮二人が再選されたことを発表した。

 協議会のメンバーは選手の投票で決まり、他にはフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)、ジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)、ケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)、ブルーノ・ソアレス(Bruno Soares、ブラジル)が再選を果たした。

 ジル・シモン(Gilles Simon、フランス)が復帰し、パブロ・アンドゥハル(Pablo Andujar、スペイン)とマーカス・ダニエル(Marcus Daniell、ニュージーランド)は初選出。また、コリン・ダウデスウェル(Colin Dowdeswell、英国)氏は元選手、ダニエル・バルベルドゥ(Daniel Vallverdu)氏は指導者の枠で選出された。

 会長と副会長は2021年の第1回会合で決まる。今回のメンバーの任期は2022年6月までとなる。

 今季途中まではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が会長を務めていたが、別の選手会を設立するため辞任した。ジョコビッチは男女を統合した組織をつくり、協力して意思決定への影響力を高めたいと話しているが、フェデラーとナダルはこの提案に反対し、「分断よりも団結を」と呼びかけている。(c)AFP