【12月30日 AFP】アルゼンチンで29日、物議を醸しているロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV(Sputnik V)」の大規模接種が始まった。政府が明らかにした。スプートニクVの接種開始は、南北米大陸ではアルゼンチンが初めて。

 ヒネス・ゴンサレス・ガルシア(Gines Gonzalez Garcia)保健相によると、大規模接種は全国で一斉に開始され、最前線に立つ医療従事者が優先される。

 最初に接種を受けたのは、首都ブエノスアイレスにあるポサダス病院(Posadas Hospital)の医師だった。

 スプートニクVをめぐっては、大規模臨床試験(治験)の開始前に承認されたことに対し、ロシア内外から非難の声が上がっている。(c)AFP/Sonia AVALOS