【12月30日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間29日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は177万5272人に増加した。

【図解】新型コロナ、PCR検査各国費用 医療制度で差

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに世界で少なくとも8151万7140人の感染が確認され、少なくとも5120万1600人が回復した。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 28日には世界全体で新たに8319人の死亡と47万1358人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1626人。次いでドイツ(852人)、ロシア(562人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに33万4967人が死亡、1931万597人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は19万1570人、感染者数は750万4833人。以降はインド(死者14万8153人、感染者1022万4303人)、メキシコ(死者12万2855人、感染者138万9430人)、イタリア(死者7万2370人、感染者205万6277人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの166人。次いでスロベニア(125人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(120人)、イタリア(120人)、北マケドニア(118人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が55万5197人(感染2599万4037人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が49万9400人(感染1524万7241人)、米国・カナダが34万9968人(感染1986万1156人)、アジアが21万7160人(感染1377万7271人)、中東が8万9244人(感染392万5401人)、アフリカが6万3358人(感染268万1051人)、オセアニアが945人(感染3万983人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP