【12月29日 AFP】2020-21アルペンスキーW杯は28日、オーストリア・ゼメリング(Semmering)で女子大回転第4戦が行われたが、ゴールライン付近に設置されていた安全柵が強風で吹き飛ばされ、2本目が中止となった。

 主催者によれば、午前の1本目は無事行われたものの、レースを完了させられるかどうかは追って決定されるという。

 凍えるほど寒く、風が吹き荒れる環境の中、W杯総合順位で首位に立つペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)は軽やかな滑りを見せトップに立った。

 固まった雪の上で43か所のターンをうまく切り抜けたブルホバは1分2秒15を記録し、2番手のマルタ・バッシーノ(Marta Bassino、イタリア)に0秒22差、3番手のミシェル・ギザン(Michelle Gisin、スイス)に0秒35差、4番手のミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)に0秒59差をつけた。

 また、イタリア・ボルミオ(Bormio)で同日に予定されていた男子スーパー大回転も、大雪を理由に翌日へ延期されている。(c)AFP