【12月21日 AFP】2020-21アルペンスキーW杯は20日、フランス・バルディゼール(Val d'Isere)で女子スーパー大回転第1戦が行われ、2018年平昌冬季五輪覇者のエステル・レデツカ(Ester Ledecka、チェコ)が同種目初勝利を挙げた。

 8日前にスノーボードの今季W杯初戦を制していたレデツカは1分24秒64を記録し、昨年の種目別王者コリーヌ・スッター(Corinne Suter、スイス)を0秒03差に抑えて優勝した。昨季の総合覇者フェデリカ・ブリニョネ(Federica Brignone、イタリア)が0秒35差で3位に入った。

 平昌五輪でスキーのスーパー大回転とスノーボードのパラレル大回転の2冠に輝いたレデツカは、前週イタリア・コルティナダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)で11か月ぶりとなるスノーボードのW杯に出場し、パラレル大回転を制していた。

 この日の勝利は昨年12月の滑降に続くアルペンスキーW杯2勝目となった25歳のレデツカは、五輪では国ごとの出場枠が限られている一方、W杯には「全ての選手がいる」と話し、「きょうの勝利は五輪でのものより大きい」と満足感を示した。(c)AFP