【12月28日 AFP】トレードマークのナックルボールを武器に、米大リーグ(MLB)のアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)などで技巧派投手として活躍し、殿堂入りも果たしたフィル・ニークロ(Phil Niekro)氏が、81歳でこの世を去った。米野球殿堂(Baseball Hall of Fame)が27日に発表した。

 ここ数年がん闘病が続いていたニークロ氏は、26日夜に眠ったまま息を引き取ったという。

 ニークロ氏は1964年から1987年まで、ブレーブスの他にニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)やクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)で計24シーズンにわたってプレー。40歳を迎えてからの121勝はMLB史上最多で、弟のジョー(Joe Niekro)氏と二人で挙げた通算539勝は、こちらも兄弟プレーヤーとしてメジャー最多の数字となっている。

 MLBのロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーは、「フィル・ニークロはあの世代の中でもとりわけ特徴的で、記憶に残る投手だった」とコメントした。

「通算5404投球回は前世紀では最多で、ナックルボールを武器にオールスターゲームに5回選出、ブレーブスではシーズン20勝以上を3回記録し、通算300勝を超え、最終的に殿堂入りを果たした」「常にこのスポーツを代表する飛び抜けて素晴らしい選手だった。心よりお悔やみ申しあげる」

 炭鉱労働者だった父親から独特の投球スタイルを学んだニークロ氏は、1964年にブレーブスでMLBデビューを飾ると、不規則に揺れるナックルで相手打者を手玉に取った。1968年からは先発に専念し、1973年にはサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)戦でノーヒットノーランを達成した。318勝274敗、防御率3.35の通算成績を記録した。(c)AFP