【12月27日 CNS】中国・北京市にある故宮博物院(Palace Museum)が所蔵する歴史的文化財の法器(仏教の儀式に用いられる仏具、法具)を集めた「荘厳たる名宝―故宮博物院所蔵法器展」が16日、北京市内の嘉徳芸術センター(Guardian Art Center)で開かれた。

 故宮博物院の1万点以上の法器コレクションから113点を厳選し、故宮以外では初めてとなる大規模展覧会。金や銅を細工に施した石仏塔、象牙を使った淡麗な刺しゅうの法衣など清朝最盛期の乾隆年間に作られた法器や、康煕年間に広まった彩色技法・粉彩による供養仏具、さらに仏教の世界観を体現した須弥山の金細工など、多彩で鮮やかな法器が並んでいる。来場者は一堂に会した文化財を熱心に見つめていた。(c)CNS/JCM/AFPBB News