【12月23日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2020-21)は22日、準々決勝が各地で行われ、前年王者マンチェスター・シティ(Manchester City)は不振のアーセナル(Arsenal)を4-1で下し、準決勝に駒を進めた。

 公式戦の直近6試合で4敗目を喫したアーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、悲惨な形でクリスマスを迎えることになり、同指揮官にかかるプレッシャーは大きくなった。

 ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)にゴールを決められわずか3分で先制されたホームのアーセナルは、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が同点弾をマークするも、またしても苦悩の夜となった。

 控えGKルナル・ルナルソン(Runar Runarsson)が、リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)のFKを弾いてゴールにしてしまうショッキングなミスを犯すと、フィル・フォーデン(Phil Foden)とアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)にも得点を許し、アーセナルの苦痛は増した。

 アルテタ監督は「試合の展開を考慮すると難しいものだった。このレベルの相手に得点を与えてしまえば、試合は手に負えないものになる」と振り返った。

「全ての試合で見慣れぬことが多く起きており、それによって物事は非常に難しくなっている」「ルナルソンはこのチームで多くの試合に出場していない。全員がミスを犯すのだから、彼をサポートしなければならない」

 リーグ戦の直近7試合で5敗を喫し、1974-75シーズンの後では最悪のスタートとなる15位に沈んでいるアーセナルは危機に直面している。

 控室での騒動も取り沙汰される中、仮にアーセナルの不調が新年に入っても続くのであれば、約1年前の監督就任前、シティでジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督のアシスタントコーチを務めていたアルテタ監督は、解任の危機にさらされるだろう。(c)AFP/Steven GRIFFITHS