【12月22日 AFP】米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)が共同開発したワクチンが21日、アジアで初めてシンガポールに到着した。

 先週、英国や米国などに続いて同ワクチンを承認したシンガポールは、2021年第3四半期までに約570万人の国民に接種する計画。医療従事者、高齢者、基礎疾患のある人を優先する。

 ベルギーからワクチンを運んできたシンガポール航空(Singapore Airlines)の便が着陸すると、リー・シェンロン(Lee Hsien Loong)首相は、「シンガポールにワクチン第1便が到着したことをうれしく思う」とフェイスブック(Facebook)に書き込んだ。

 シンガポールでワクチン接種は希望者にのみ行われるが、リー首相は国民に接種を受けるよう強く勧めている。(c)AFP