EU、フィアットとPSAの経営統合を条件付きで承認
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【12月21日 AFP】(更新)欧州連合(EU)は21日、自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とプジョー(Peugeot)を傘下に持つ仏PSAグループの経営統合を条件付きで承認した。
EUの欧州委員会(European Commission)は、「EU企業結合規則に基づき、フィアット・クライスラー・オートモービルズとプジョー間で提案された経営統合を承認した。ただし、両社が提示した一連の規約を完全に順守することを条件とする」と発表した。
昨年末発表され、来年初めに完了する見通しのこの経営統合により、販売台数で世界4位、売上高では3位となる「ステランティス(Stellantis)」という新会社が誕生する。
この巨大グループは、プジョー、シトロエン(Citroen)、フィアット(Fiat)、ジープ(Jeep)、アルファロメオ(Alfa Romeo)、マセラティ(Maserati) などのブランドを抱えることになる。各ブランドの名称は変わらないという。
EUは両社の経営統合について、生産は技術的に容易であるが高値で販売されるバンの欧州市場に影響が出る可能性を懸念していた。
欧州委は、競争を阻害する恐れがあるとの懸念に関して「徹底調査」を行った上で承認を決定したと説明。同委はこの懸念を緩和するため、PSAはトヨタ自動車(Toyota Motor)との提携を維持し、欧州におけるバンの生産・販売はトヨタのブランド名で行うとしている。(c)AFP