【12月21日 AFP】米男子ゴルフのエキシビション大会、PNC選手権(2020 PNC Championship)は20日、フロリダ州オーランド(Orlando)のリッツ・カールトン・ゴルフクラブ(The Ritz-Carlton Golf Club、パー72)で最終日が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)と息子チャーリー(Charlie Axel Woods)君のペアは7位で終えたものの、大会の主役として脚光を浴びた。

「チーム・ウッズ」は二人そろって日曜の勝負服である赤黒のウエアで登場。大会史上最年少の11歳で出場したチャーリー君は、父とよく似た鋭いスイングを披露し、10番ではバーディーパットを沈めるとこれぞウッズという力強いガッツポーズを繰り出した。

 スコアは前日と同じ10アンダーの「62」で、順位はジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)と父親のマイク(Mike Thomas)さんのペアと5打差の7位だったが、ウッズは結果にはこだわらず、「言葉では言い表せない」「チャーリーと一緒にこういう経験ができたという、それだけで一生の思い出になった」とコメントした。

「11歳だから、これがどれだけ意味のあることかはまだよく分からないだろう」「自分も父とラウンドしたときはそうだった。大人になるにつれて徐々にのみ込めてくるんだ」

 チーム・トーマスは7連続バーディーを記録し、前半9ホールで8バーディーを奪って優勝戦線に浮上すると、最終18番でマイクさんがバーディーパットを沈めてこの日15アンダーの「57」とし、通算25アンダーでフィジーのビジェイ・シン(Vijay Singh)と息子のクアス(Qass Singh)さんのペアに1打差で競り勝った。

 PNC選手権はメジャー優勝者らとその家族のペア20組が出場する大会で、スクランブル方式で2日間にわたって争われた。(c)AFP